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【子供の色覚異常・色盲・色弱】小学校に入ってからの接し方と周りの人に伝えたこと

投稿日:2021年5月18日 更新日:

うちの子は幼稚園のときに色覚異常が発覚しました。関連記事はコチラ→「幼稚園でわかった色覚異常」

今では4年生になりましたが母子ともに特に色に関してはあまり気にすることなく生活しています。完全に「赤色」が見えないわけではないけど、話をしていてかみ合わないことはありますが、私が合わせるようにしています。

ということは?
外では?学校では?ということで、これまでの子供の接し方や対策などをお話ししますね。

 

学校の先生に伝えたこと

小学校に入学するにあたって、色覚異常のこととピーナツアレルギーの2つことを先生に話す必要がありました。
新一年生でお世話になる先生と4月に面談をして、それまでのことを細かくお伝えしました。

2年生になったときは4月に面談はしませんでしたが、学期末面談の時に先生と話をし、先生自身が感じたことも話して下さいました。

◉黒板では赤チョークは見えづらい

◉物事の説明をするときに「ピンクの線をなぞりましょう」という言い方をすると、息子は「??」となっていたようでした。色を使った指示はよくないと先生は思って下さったようです。(※色覚異常にとってピンクは赤が混じっているので私たちのようなピンクには見えないと解釈しています)

お友だちとのトラブルや図工での色のとらえ違いなどは時々あったようで、低学年のうちは先生がフォローに入って下さったと聞きました。

色盲検査

今は、希望者のみ色覚検査を受けることができます。息子の小学校では4年生の希望者が対象。

色覚異常があることはわかっていたけど、学校の先生に認識していただきたいなと思い、受診を希望。眼科医がするのではなく、養護の先生が検診をしたそうで、案の定、病院に行きましょうの用紙をもらってきました。

 

お友だちのお母さんに伝えたこと

わざわざ話さなくてもいいような、私が話したところで大きな意味はないかもと思ったのですが、本人の希望もあり、ピーナツアレルギーと色覚異常について、学級懇談時にカミングアウトしました。

みなさん、うなずいては聞いて下さったんですが、実際には「ふ~ん」で終ってしまうことが多いです。(聞いてくれてない、わかってくれないという意味ではなく、人は実感が伴わないと理解を深めづらいと言う意味です)

 

幼稚園までの時と違い、1人でお友だちの家に行けるようになるのと、家遊びよりも外遊びが増えるので、よそのお母さんとの接触が減ります。おやつをもらうときは本人が意識して「これ、ピーナツ入ってる?」と自分から聞くそう。

色については他のお母さんが子供に話してくれたところで、その子の色の見え方は同じなので「〇〇くんは違うんだろうな~」とは、年齢的に思ってあげられない。なので、「こんなこともあるんだな」程度に、思ってもらえるだけでOKなんです。きっと息子としてもそうだったんじゃないかな。

 

母として私ができること

日常的に大きなトラブルはないので、色の話をしたら息子の立場に立って聞いてみたり、「みんなは〇色に見えてるのよ」と、説明してみたり、微妙な色について話してるときは「これって何色に見えるん?」などと、ライトに尋ねたりしています。

そのように対応することで

✓「この色はみんなには〇〇色に見える」という息子の中にストックが増える

✓私に「色覚異常だとこんなふうに見えるのか」というのがわかる

お互いに引き出しが増えることになるんですよね。

 

あくまでも「それが病気だ」とか「悪いことだ」というのではなく「〇〇くんの個性だよ」「そんな風に見えるんだね」と寄り添うことが大事だと思っています。

そして、将来彼が進路を決めるときに、色に関わる仕事・・(パイロット、電車の運転士など)の道へ進みそうになったら、少し軌道修正ができればいいなと。

 

まとめ

色補正アプリをスマホに入れてみたりもしたんですが、結局本人がどのように見えるかは本人にしかわからないわけで。あまり悲観せずに過ごせればなぁと思っています。

余談ですが、知り合いの職場にも色覚異常の男性がいるらしく、その人が色別に服を分けると、かならず間違ってるのだそう。そして、それを本人は「色覚異常なんで~」ってさくっと言ってるんですって。

 

ちなみにこれは色覚異常のある息子が作ったアイロンビーズの作品。2年生くらいのときだったかな。

水色と薄紫が見分けられず、混ざっています。本人は同じ色だと思ったらしいのだけど、私たちには味のある作品だな~とうつり、ほのぼのしたのを覚えています^^

 

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