40歳半ばの私は、2024年1月に英検3級を受検しました。
2020年から小学校での英語教育が義務化されましたよね。
小学校の時に英語の授業をナメてかかっていた息子が、中学校に入ってからものすごく英語に苦戦しています。(というか嫌悪感を感じているかも)
中学の時に英語が好きだった私は、中学校レベルの超基礎は教えられるので子供に教えました。せっかくならそのまま英語の勉強を続けたいなと思い、資格取得をすることにしました。
英検とTOEICのどちらを受けようか悩みました。
田舎在住なので受験会場がネックなので、少しでも近くで受けられるように英検を選択。ヒアリングのウエイトが大きそう(主観)なTOEICはもう少し英語が聞き取れるようになってからかな?と思ったのも英検を選んだ理由です。
とはいえ、英語のブランクはおよそ26年。
中学生のとき、英語が得意だったし、現在教えられると言っても、それはテキストを見ながらだったりするので、まずは土台がためをしっかり着実にと思い、英検3級を目標にすることにしました。
英検とは?
まず最初に、英検とは何か?どんな資格なのかをさらっと解説しますね。
英検とは国内最大級の英語検定試験のことです。
オンライン申し込みや試験当日の開催状況、試験後の解答速報などが掲載されるため要チェックです。
試験にはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能が含まれるため、バランスよく英語力を測ることができます。中学校・高校では進学のために取得を勧められることも多いそうです。
(大人になると会社ではTOEICのスキルを求められるようですが…)
英検では7つの級でレベルを知ることができます。
1級:大学上級以上
準1級:大学中級程度
2級・高校卒業程度
準2級:高校中級程度
3級:中学卒業程度
4級:中学中級程度
5級:中学初級程度
リーディングとリスニングはマークシート形式
ライティングは文章記述
3級以上は2次試験の面接でスピーキングをテストします。
※2024年度から問題がリニューアルされます。対象級は3級以上です。
知識・技能だけでなくコミュニケーション力・思考力・判断力など、新たな英語能力観を反映した出題形式に変更されますので、自分で考えることが増える分、難しくなると考えられるでしょう。
申し込み 1次試験 2次試験
第一回 4月上旬から5月上旬 5月下旬から6月中旬 7月上旬から7月中旬
第二回 8月上旬から9月上旬 9月下旬から10月中旬 11月上旬から11月下旬
第三回 11月上旬から1月中旬 1月中旬から2月上旬 2月中旬から3月上旬
英検は年に3回実施されます。
英検は学校や英語塾など、団体の場合は準会場と呼ばれる場所で開催されますが、どの団体にも属さない場合は、指定の会場で個人申し込みをすることができます。
個人申し込みをする場合は、申込時に「都市」を選ぶことができます。試験会場は一週間前に届く受験票に記載されますので、それまでは細かい場所が確認できません。
英検3級を受けるためにやったこと
英検3級を受けると決めました!
ところが、直近の第二回の試験日は予定があるため、第三回を目標にしました。少し先なので、モチベーションを下げないように、テキストをそろえることにしました。
私が3級取得のために購入した教材です。旺文社のもので、使いやすかったのでおすすめです。
パス単
まずは単語!ということで、一番売れている旺文社の英検用の単語帳を買いました。
英検3級総合対策教本
「教本」という名前が自動車学校を思い出させるものがあり、ちょっと古くさいなと感じながら 笑
必要な内容がまとめられていたので、やり直しのために一通りざっと確認するにはよい内容でした。
一番最初にこの本に手をつけ、分からない言い回しをノートにまとめて覚えていたのですが、英検はマークシート形式なので、ざっくり選べたら解ける問題が多いので、「一通りざっと確認」するのに、本当におすすめです。
試験が近くなって取り組んだのがこちらでした。
短期集中で、さらにコンパクトにまとめられており、使いやすかったです。
リスニング力をあげるために、教本と集中ゼミのCDをスマホにダウンロードし、リスニング問題にも取り組みました。
リスニングが聞き取れない
私は、比較的追い込み型(というか追い込まれ型 笑)なので、直前にリスニングに取り組んだときに、自分の聞き取りのできなさに愕然としました。
中学英語はできる!解ける!
「よし、楽勝♪」と、軽く考えていたふしがあります。「だから追い込み型でも大丈夫」となめていたのですのね。
リスニングを始めると、聞き取れない。簡単な文章なのに、何を言ってるのか分からない。
急に不安になりました。
スマホはイヤホンではなく、そのまま聞きました。
「少しでも離れている状態でも聞き取れないとテストの時聞こえないよね」と思ったからです。
教本と集中ゼミのリスニング問題を何度か解き、最終チェックは模擬試験でした。
教本と集中ゼミにそれぞれ1回分の模擬試験がついているので、時間配分やリスニングのチェックに役立ちました。
英検3級を受けてみて感じたこと
公式のテストを受けるのはうん十年ぶりなので、久々に「緊張」しました。
自分のために送られてきた受験票に感動し(笑)、2次試験用に証明写真が必要だったため、証明写真ボックスで写真も撮りました。
当日の会場は小学生が多かったです。
中学生は学校や塾で受けるだろうから、少ないという予測はしていましたが、思いのほか、小さな小学生が多いことに驚きでした。3年生、4年生くらいかな?
指示があるまで保護者の付き添いが可能なので、たくさんの保護者が会場にいました。
私が受けたときは大人の受験者は私ともう1人女性がいただけです。
「大人の3級受験は恥ずかしい?」という記事をよく見かけますが、私は自分がたてた目標に「恥ずかしさ」はあまり感じませんでした。
準2級とのダブル受験も考えましたが、久々の試験、安くない、よくばったらどちらも落ちるかもと思い、着実に1級ずつステップアップすることに決めました。
それよりも、10歳に満たない子がこんなにたくさん英語に取り組んでいるという事実に愕然としました。取り残されるという危機感も感じましたね。
そういう意味では「現場に足を運ぶ」というのはとてもいい経験でした。(勉強するだけで終らなくてよかった)
そして、とりあえず、英検2級取得までは勉強を続けてみようと思いました。
※この記事を執筆時はまだ3級の合否が出ていませんので、結果が分かり次第面接についても書くつもりです。